2016年5月31日火曜日

ちょっと深いコレクター道 箱留め編

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第82回)

今回は、ちょっと深いコレクター道 「箱留め」編 を紹介いたします。

プラモデルの魅力の一つにパッケージがあり、
そのパッケージは、四隅が留められ、箱状になっています。
こちらをご覧下さい。
絶版プラモデルの箱に、よく見かけるホチキス留め。 商品によっては、「ホトキス留め」「接着留め」2パターンが存在します。


「目玉バンダイロゴ」以降の「万歳バンダイロゴ」でも、ものによってはこの通り。
「ホトキス留め」と「接着留め」の2パターンが存在します。 もちろん、このライディーンは「動力なしの復刻版」ではなく、2つとも初版の「電動歩行版」です。


「ホチキス留め」には、なんと、普通のホチキスを使った「横向き」も存在します。
野村トーイのアンドロメダです。
「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの次に発売した、野村トーイの「宇宙空母ブルーノア」のプラモデル箱も、横ホチキス留めが確認されています。


昔のプラモデルは、ほとんどがホチキスで留められていましたが、
最近のプラモデルは、ホチキスを使わず、接着留めです。
実は、海外では昔から接着留めが主流でした。

こんな「箱の留め型」目線でコレクションの幅を広げるのも、楽しいかもしれません。


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。


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2016年5月20日金曜日

宇宙空母「ブルーノア」のプラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第81回)

今回は、宇宙空母「ブルーノア」のプラモデルを紹介いたします。

プラモデルは、野村トーイから1種バンダイから4種計5種が発売されています。



●野村トーイ 宇宙空母「ブルーノア」
野村トーイの宇宙空母「ブルーノア」。当時1000円で、箱サイズは19×32×5.5センチ。
価格と箱のサイズは、野村トーイが発売した宇宙戦艦ヤマトの名作プラモデル「1/1000 アンドロメダ」「1/1000 ナスカ」と同じ。付属する台座も、成形色は違うが、野村トーイ1/1000ヤマトシリーズと同じ物を使用している。
デカールは水スライド式ではなく、シールを使用。 宇宙戦艦ヤマトは1/1200、1/1000と展開していたが、ブルーノアは1/1300スケールとされた。

最大の特徴は、バンダイ版が「小型潜水艦シイラ」と「戦闘ヘリ」を分離合体できるのに対し、野村トーイ版は分離合体は「小型潜水艦シイラ」のみで、「戦闘ヘリ」は本体と一体造形で分離ができないことである。
発売時期はバンダイ版よりも遅かったと記憶している。



●バンダイ 宇宙空母「ブルーノア」
バンダイ 宇宙空母「ブルーノア(36136-800)」。発売は1979年11月で当時800円。
箱サイズは20.5×36×5.5センチで野村トーイ版よりも大きい。 

1979年10月発行の模型情報No.3に発売予告が紹介されている(下図)。

1978年からはじまった、アニメブームによるヤマト売上爆発の恩恵か、この時期のバンダイ商品群には、「ガッチャスパルタン」「シルバーガル」「スカイターボ」「がんばれタブチく」「ドラえもんのタイムマシン」などなど、傑作・名作が多い。 さらに、水面下でガンダム版権取得を画策し、12月に見事取得に成功した時期というのも忘れてはならない。

ブルーノアの組立書。「小型潜水艦シイラ」と「戦闘ヘリ」の分離合体がよくわかる。
合体分離のスムーズさや造形など、バンダイ模型の中でも、非常に評価が高く、名作と呼ばれている逸品である。潜水形態変形の際には、砲塔は内臓バネにより、艦内に収納される仕組みになっている。


●バンダイ メカコレシリーズ

メカコレシリーズとして、3種発売されている。
当時価格は100円で、箱サイズは8.5×15.5×3.8センチ。
価格、サイズ共に宇宙戦艦ヤマトのメカコレと同じだが、シリーズ番号はブルーノアの独自の物を使用。

No.1の「ブルーノア(36137-100)」は1980年1月発売。 
No.2の「艦載戦闘機(36138-100)」は3月発売。
No.3の「戦闘ヘリ(36139-100)」は3月発売。
そのためか、3種の箱デザインには統一感が無い

800円のブル-ノアに付属する「戦闘ヘリ」とメカコレの「戦闘ヘリ」は、サイズはほぼ同じだが別物。メカコレの開発コンセプトは、スケールなど気にせず、箱に入るランナーサイズで設計するというものなので、たまたまサイズが近くなったと思われる。

バンダイのメカコレサイズの100円プラモデルは、「ブルーノア」の他にも、「科学忍者隊ガッチャマンⅡ」「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「ザ・ウルトラマン」「ムテキング」などもある。「宇宙戦艦ヤマト」の初期10種は1979年1月初年度850万個も売り上げたという。

ひと昔前までは、バンダイ版よりも野村トーイ版の方が評価額は高かったが、現在ではバンダイ版の方が上である。



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