2016年4月15日金曜日

今井科学の「おそ松くん」のプラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第79回)

今回は、赤塚不二夫氏の代表作、「おそ松くん」のプラモデルを紹介します。

「おそ松さん」が、巷では大ヒットしていますが、こちらは本家本元「おそ松くん」です。
プラモデルは今井科学から3種類が発売されています。
1966年2月のアニメ放送以前に「おそ松くん」が発売され、放送が始まった数か月後に「イヤミ」「チビ太」が発売されました。
各種パッケージもカラフルで、センスの良さと、当時の勢いが伺えます。 それでは、各プラモデルを紹介します。



●「おそ松くん」
1965年11月発売。イマイのコミックシリーズNo.3として登場。
連載漫画の人気を受け、アニメ放送よりも早く発売。
箱サイズは約19.9×12×3.2センチで当時100円。KIT.No.472。
多色成形色で、組んだだけでパッケージの「おそ松くん」が完成します。
パッケージと同様に、上着は青色でズボンは緑色が一般的ですが、上着が緑色でズボンが青色のように逆になっている個体も存在します。画像の個体は成形色逆バージョンです。これは後期発売分と言われています。

「おそ松くん」に張られている証紙は、上画像のように「顔(初期)」と「全身(後期)」の2種が確認されています。アニメ化後に発売された「チビ太」「イヤミ」には「顔(初期)証紙」は確認されていないので、証紙の切り替え時期はアニメ化を境に行われたと思われます。
「全身(後期)証紙」が貼られた「おそ松くん」は非常にレアで、ほとんどお目にかかれません。



●「チビ太」
1966年4月発売。イマイのマスコットシリーズNo.19。
アニメ放送が始まってからの発売。
箱サイズは約13×9×3センチで、キャラメル箱タイプ。当時50円。KIT.No.430。
「おそ松くん」シリーズの中では、組済みはよく市場に出る方ですが、未組デットストックとなると、極端に少ない謎品となっています。そのレア度は、まだ確認されていないのでは?クラスです。上画像は組みバラシの物です。この状態でも超貴重です。



●「イヤミ」
1966年6月発売。イマイのコミックシリーズNo.6。
アニメ放送が始まってからの発売。
箱サイズは約20.7×14.2×3.6センチで当時120円。KIT.No.475。
ロゴの「イヤミ」の「ミ」の文字が出っ歯になっているのがお洒落。 未組のデットストックは割と市場で見かけるが、当時の組済み現存率は極め低いです。イヤミ本体を無理矢理に車軸に接着するようになっているため、壊れやすかったのが原因かもしれません。
組立書の指示通り組むと、足首が逆方向になってしまうので、注意が必要でした。



●組済み3種類を紹介

「おそ松くん」は重い鉄板が下部にあるので、起き上がり人形のように揺らして遊べ、イヤミは車輪が数字ゲーム(ルーレット)として遊べました。イヤミはゆらゆら揺れながらコロ走行しました。動力が無くても遊べる、今井科学のアイデア商品です。 チビ太は首のみ可動でコロ走行。イヤミも首と左腕は動かせます。

顔の造形が素晴らしい。まさに、プラモデル業界黄金期の仕事です。


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。


みくに文具 上田大)
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