2015年12月29日火曜日

大滝製作所 「海底軍艦」のプラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第72回)
 
今回は、海底軍艦のプラモデルを紹介します。
1964年4月に大滝製作所(オオタキ)から発売。
映画自体は1963年12月公開なので、公開直ぐの発売だったようです。
海底軍艦のデザインはサンダーバードのボックスアートで有名な小松崎茂氏。 
初版発売後、金型再利用の改名商品や1983年頃の特撮ブーム再来時に正規商品「海底軍艦」として動力が省略されたディスプレイモデルとして再販されています。


●「海底軍艦(初版)」。
当時の価格は150円で箱サイズは約13×26×3センチ。
力強い箱絵です。
1964年にマルサンから発売されたプラモデル「ゴジラ」ですが、商品化には「大滝製作所(オオタキ)」も名乗りを上げていたそうです。
もし、大滝製作所から発売されていたら、写真箱絵ではなく、この「海底軍艦」のようなテイストのイラスト箱になっていたかもしれません。

箱中です。
白い棒状のものは、浮力のための発泡スチロールです。
スクリューは本体内部式で、ゴム動力により潜水航行します。

パーツの欠品はありますが、当時初版の完成品です。
全長約25センチ。

組立説明図です。
ドリル先でゴムを巻き、スクリューンストッパーを外すと潜航を始めます。潜航のバランス具合は艦底のパーツを前後に動かくことにより調整できます。


さて、大滝製作所には、「海底軍艦?」と思われる商品がありますので紹介していきます。

●1966年4月発売の「海底戦艦 JQ-9」
 当時価格150円でゼンマイ潜航。
箱サイズは約13×27×4.5センチ。
箱絵をみれば、「海底軍艦」の金型流用!と思ってしまいますが、こちらは完全新規オリジナル商品です。 なんと、先端ドリルを回転させてゼンマイを巻くという仕組みになっています。
組立図をみても、まるっきり「海底軍艦」とは違うものとわかります。
 
 
●1967年3月発売の「SF 海底戦艦 パロン」
当時価格100円。ゴム動力。
箱サイズは約13×26×3センチ。
この「SF 海底戦艦 パロン」が、「海底軍艦」の金型流用物です。
しかし、「そのまま箱変え」ではなく、金型に手が入っています。
組立図をみると、「砲塔の数」「スクリューンの形状と仕組み」「新規造形部」など、いくつかの変更点があることがわかります。
 
「海底軍艦」と「SF 海底戦艦 パロン」の組立図を並べてみました。
「SF 海底戦艦 パロン」の矢印の部分などが新規造形部分です。
ランナーによるパーツ構成にも変化があるのがわかります。
 
 
 
そして、「SF 海底戦艦 パロン」はそのまま翌年、「SF原子力潜水艦 ゴールデンシャーク」と改名されたようです。 この頃、大滝製作所のロゴマークが変更になったので、ロゴ変更の際に、もう少し子供たちにインパクトのある「ドリルを強調した」箱絵にしたかったのかもしれません。
●1968年4月発売「SF原子力潜水艦 ゴールデンシャーク」
当時価格100円。 ゴム動力。
組立図から中身は「SF 海底戦艦 パロン」そのままというのがわかります。成形色は画像のようにカラフルになっています。
※画像はオークションサイトより
 
 
●1983年頃発売。 「海底軍艦」
箱サイズは約29×18×4.5センチで当時500円。1/800スケールと表示され、当時の特撮ブームに乗り、突然市場に再登場。

ディスプレイモデルとしてゴム動力を省略されていますが、下の組立図から、1964年発売の「海底軍艦(初版)」の再版というよりも、その後に金型修正された「パロン」「ゴールデンシャーク」を元に、砲塔などの省略部分をディスプレイ台含め、新規金型製造により補った形で再登場したのがわかります。

その後、この再登場「海底軍艦」は、1991年にM1号から2隻入りで発売されます。

大滝製作所は、非常に短期発売のプラモデルもあるようなので、上記以外の別バージョンの存在の可能性もあります。そのような別バージョンがあるとすれば、今後の出会いが楽しみです。
 
 
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 
 
みくに文具 上田大)
 


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2015年12月15日火曜日

「シルバー仮面」のプラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第71回)
 
今回は、シルバー仮面のプラモデルを紹介します。
シルバー仮面のプラモデルは「日東科学」「マルイ」「ブルマァク」の3メーカーから発売されています。日東科学の150円シリーズはそこそこ市場で見かけますが、その他の物はめったにお目にかかれないほどのお宝プラモデルとなっています。
 
 
日東科学からは2シリーズの計7種が発売されています。
この時期の日東科学は、ミラーマンと一緒にシルバー仮面を商品化していたので、
両商品は150円、50円シリーズともに規格が同じになっています。

バッチ付の150円シリーズ。箱サイズは3種共12.5×23×4センチ
シリーズNo.1「シルバー仮面」が先行発売で1972年4月発売。
品番ART.NO.347-150で当時150円。
ゼンマイ動力付きの台座にフィギュアを載せる形態は、50円の岩乗りガメラから続く日東科学得意の商品です。シルバー仮面の成形色は画像のようにシルバーで、白地部分はデカールで補っているので、素組でもイメージのシルバー仮面が出来上がります。
 
 
1972年5月発売のシリーズNo.2「サザーン星人(ART.NO.348-150)」と6月発売のシリーズNo.3「サソリンガ(ART.NO.349-150)」。共に当時150円。
台座の成形色はシルバー仮面とサソリンガが黄色、サザーン星人が青色となっている。複数個体で確認したが、色違いが混合しているようなことはなく、この組み合わせは守られて出荷されている模様。 150円シリーズ3種の中では、「サソリンガ」が非常に出にくく、市場価格も一番高い。シルバー仮面もわりと出にくい。
 
 
 
50円ミニ・シルバー仮面シリーズ。
箱サイズは4種共9×14×3センチ。全て激レアです。
画像上から
シリーズNO.1「シルバー仮面A(ART.NO.356-50)」 1972年4月発売で当時50円。
シリーズNO.2「シルバー仮面B(ART.NO.357-50)」 1972年4月発売で当時50円。
シリーズNO.3「キルギス星人(ART.NO.358-50)」 1972年6月発売で当時50円。
シリーズNO.4「サザーン星人(ART.NO.359-50)」 1972年6月発売で当時50円。
 
 
シルバー仮面AとBの台座は50円ミニ・ミラーマンと同じ物で糸巻きゴム動力。
Aのみスプリングでシルバー仮面がジャンプします。
キルギス星人とサザーン星人の台座は、日東のガメラ(小)で有名なフリクションギヤー走行の岩石台座と同じ物。
 
サザーン星人の成形色が赤色でないのは、キルギス星人と金型が同じであり、成形時にキルギス星人の成形色に合わせられた結果と思われます。現在のところ、赤成形色のキルギス星人やサザーン星人は確認されていません。
 
こちらは非常に珍しい4点パックシュリンク状態の物。
200円表示のシールなどは貼られていない模様。
 
 
 
ゼンマイ歩行のシルバー仮面が「ブルマァク」と「マルイ」から発売されている。
ブルマァク版「シルバー仮面」は1972年7月発売で当時450円。
箱サイズは32×21.5×6センチ。頭部と両腕がソフトビニール製で、ソフビとプラパーツは塗装済みのキットだった。
 
マルイ版「シルバー仮面ジャイアント 歩くシルバー仮面」は72年4月発売で当時350円。
的用の星人台紙入り。箱サイズは20.5×28.5×?センチ。両手首からミサイルを発射する。その後金型修正され、74年にマルイの名作キット「メカボーグ2号」として生まれ変わり、市場に再登場する。
 
完成品2体。
マルイ版は制作時に塗装した完成品。成形色はラメの入ったグレー一色。ブルマァク版は素組の物。ゼンマイ歩行のシルバー仮面は両メーカー、めったに市場で見かけないが、特にブルマァクのシルバー仮面は全く見かけないほどの激レア物。
 
 
マルイからもう一点商品化されている。
「シルバー仮面ジャイアント マリン1」
1972年4月発売で当時300円。ゴム動力。
マルイのオリジナル設定物。シルバー仮面パーツは、シルバーメッキ処理。歩くシルバー仮面と同じ星人の的台紙入り。 こちらもゼンマイ歩行とまでは言わないが、市場であまり見かけない。


シルバー仮面のプラモデルは、日東科学の150円シリーズ以外はどれも激に入手困難となっているので、コレクター泣かせなシリーズである。

 
絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 
 
みくに文具 上田大)
 


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