2015年10月11日日曜日

マルサン商店 電動怪獣「ガラモン」のプラモデル

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第67回)

今回の絶版プラモデル情報局は、マルサン商店の電動怪獣「ガラモン」を紹介します。
発売は1966年9月。当時650円で品番はART NO.498。
リモコンにより電動歩行し、両腕は歩行ギミックに合わせ上下に動きます。
マルサン電動怪獣の中でも、その究極な造形美が評価され、人気の高い逸品です。

組済み完成品は、マルサン電動怪獣の中では入手しやすい方ですが、画像のように尻尾が欠品の物がほとんどです。 仮に、尻尾が付いていても9割は後から付けた自作の尻尾。それほど、オリジナルの尻尾のついた完品はめったにありません。


今回は人気のガラモンの「未組立品」から、貴重な画像をじっくりと紹介します。
現在のガラモンの未組立の評価は「時価」。未組立だったとしても、入荷時の箱状態などで評価は大きく変わりますが、最上級美品状態で価格は250万円前後は付けるショップもあるお宝プラモデルとなっています。

未組立の箱中構成です。初期発売分は、写真のように青ブリキのリモコン。
リモコンが収納されているスペースは、青ブリキリモコン対応なので、後期に同封された少し大きい黒プラリモコンになると、この収納サイズだと入りきらず、斜めに無理矢理詰め込まれています。

中央に見えるのが、ガラモンの「尻尾」。ランナー付きの貴重な画像。
「尻尾」は1パーツと思われがちですが、左右2パーツを張り合わせて完成されます。

パーツ取付用の凸突起とネジ穴。組立前だから確認できる手つかずの貴重な状態。組み立てる際、腕軸パーツ固定のために、凸突起は焼きドライバーなどで焼き潰される運命。ネジ穴は金属製のギヤボックス取付用。


「ガラモンを作ったことがあるが、体のパーツが合わなかった」と、当時の話を聞くことがある。
確認すると、体の前後パーツはぴったりと合わずに隙間ができる。
片側を基準に合わせてみると、反対側は固定用の凹凸がまるまるずれるほど。
当時の子供達には大問題だったかもしれないが、こういった逸話も、ガラモン人気の一つである。


大胆でいて繊細なガラモン後部の「造形美」。
下部へ突起の流れはゴジラの背びれを連想させ、怪獣としての力強さを感じる。
不揃いで並んだ見事な「歯」。


普通では観る事のできない未組立てのガラモン。
堪能していただけましたでしょうか?
ウルトラQは白黒放送でした。
人口着色された箱絵、当時650円という高額商品、テレビ画面そのまま電動歩行する怪獣!!
当時の子供達の衝撃は計り知れなかったと思います。
すでに50年も前の商品です。
これこそ、絶版プラモデルコレクションアイテムの最高峰の一つです。


絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。
 
 
みくに文具 上田大)
 


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