2013年11月18日月曜日

マルサン 快獣ブースカシリーズ

~CLASSIC PLASTIC MODEL KITS~
(第21回)
今回は、マルサン「快獣ブースカ」シリーズをご紹介します。
マルサン商会は、1967年3月に100円の「ブースカ(小)」、その後「リモコン ブースカ」「ロケット ブースカ」「そば喰い ブースカ」を発売しました。

イラスト箱が2点。写真箱が2点です。

こちらは100円のブースカ(小)

組立済みはわりと現存していますが、未組立てはほとんど見かけません。
箱は、キャプテンウルトラの100円シリーズと同じ大きさですが、
ウルトラ怪獣100円シリーズと比べると、ブースカの方が横幅が1センチほど大きいです。

リモコンのブースカです。当時800円。

箱の大きさや、内容からすると、箱サイズ最大の「そば喰いブースカ」や、ロケットリモコン走行の「ロケットブースカ」の方が値段が高かったように思われますが、実は、このリモコン歩行ブースカが、当時価格では一番高い800円でした。 割と数が残っているので、遭遇確率は高いですが、美品の数は少なく、最近の市場価格は、並品~美品で数十万の差がでています。
バンプレストから、ミニマルサンプラモデルコレクションとして、精密に縮小されたリモコンブースカが発売されています。箱デザインも同じで、説明書も当時の縮小版が入っていますので、手軽に当時の雰囲気を楽しめます。
ロケット ブースカです。当時500円。
数年前までは、マルサン電動怪獣にも引けをとらない謎の逸品と言われ、100万を超える市場価格が付けられていましたが、最近は少し落ち着いてきたようです。ただ、これも綺麗な物は少ないので、美品入手は困難となっています。

そば喰い ブースカです。当時700円
箱状態の悪い物が多いですが、このシリーズの中では一番見かけるタイプです。
完成品は、おへそのスイッチをONにすると、両手を動かしてそばを食べる仕草をします。


さて、絶版プラモデル界には、現在でも確認の取れない謎の逸品があります。
今回紹介したブースカシリーズにも、発売された?と思われる、謎の逸品の一つがあります。「ゼンマイ ブースカ」です。

上図はマルザンの68年カタログ内のブースカ紹介ページです。
写真で紹介されているものがゼンマイブースカのようです。
ブースカシリーズは、67年のマルサン時代に発売されましたので、
マルサンからマルザンへ社名変更した後の68年カタログに紹介されているということは、当然、ゼンマイ版は既に発売済みと解釈できます。ただ、現在なお、箱や組済みジャンクすら市場に出てきたという話を聞いたことがありません。



絶版プラモデルの探究は本当に面白いですね。
ぜひ、今回の逸品も、コレクションにお加えください。


みくに文具 上田大)

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